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東大に「パート教授を」 工学部が提言
2001.4.48 [he-forum 1832] 東大に「パート教授を」 工学部が提言(朝日新聞)


東大に「パート教授を」 工学部が提言


朝日新聞ニュース速報


 東京大学工学部は17日、「知」を活用する新たなシステムづくりのための行動計画を発表した。外部から招く「パート教授」の導入や、意思決定の迅速化のため教授会に多数決を採り入れることなどを提言、5年以内の実現を目指す。
 同学部は昨年、21世紀に工学が果たすべき役割を発表、学外委員も含む懇談会で実践案づくりを進めていた。計画は、企業などとの連携を強めるとともに、教員の集団としての力を最大限に発揮する態勢作りが目標だ。
 「パート教授」は、給与制度を弾力化して一定期間大学と企業でたとえば半々ずつ働いて給与を得る。優秀な人材を招きやすくするため、客員教授などとは異なる新しい雇用形態をめざす。企業や外部の団体などとの連携を促進するため、共同研究の企画・調整に専念する「経営教授」の導入も提言した。制度的に未解決の点もあるが、実現の道を探っていく。
 また、人事などを除いて全員一致が慣例の教授会に多数決を採り入れることや、すべての事項を教授会で決める原則を改めることも盛り込んだ。
 民間の寄付で03年に完成する「武田先端知ビル」などに、国内外や分野を問わず、研究者らが自由に出入りできる空間も設ける。
 小宮山宏学部長は「社会との接点が多い工学部の特徴が出た計画だ。ほとんどは現在の国立大学の枠組みの中でも実現できる」と話している。

[2001-04-18-08:18]



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