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東大新学長 学力維持に厳格管理導入
2001.4.13 [he-forum 1817] 東大新学長 学力維持に厳格管理導入(NHK)
東大新学長の入学式あいさつの報道記事です。最後の一節に、「独立行政法人化に前向きな考えを明らかにしています」と指摘していることに注目。(岡田@京大)
東大新学長 学力維持に厳格管理導入
NHKニュース速報
東京大学の入学式がきょう行われ、今年度から新しく学長になった佐々木毅(ササキタケシ)学長は「学力水準を維持するため、学力のより厳格な管理システムを導入する」と述べて、大学生の学力低下の問題に意欲的に取り組む考えを示しました。
三千三百十八人が入学した東京大学の入学式は千代田区の日本武道館で行われ、今年度、新しく学長に就任した政治学者の佐々木毅学長が式辞を述べました。
このなかで佐々木学長は、大学生の学力低下が指摘されていることに触れて「若い時代の努力と自己訓練がその人間の資質を決める」と述べたうえで、「学力低下を防止し、水準を維持するため、学力のより厳格な管理システムが導入されるものと覚悟してほしい」と述べて、学力低下の問題に意欲的に取り組む考えを示しました。
これに対して入学式を終えた新入生の多くは「学力がそれほど低下しているとは思わないが、大学が勉強に厳しいのは当然で、自分も頑張りたい」などと積極的に受け止めていましたが、なかには「やっと受験勉強を終わって、アルバイトやサークル活動を楽しもうと思っていたので、あまり厳しくされるのは困る」と話す新入生もいました。
佐々木学長はこのほか、式辞のなかで「国立大学を護送船団方式で守ってきた時代は終わった」と述べて、研究や教育の見直しのために国立大学を国の組織から切り離す独立行政法人化に前向きな考えを明らかにしています。
[2001-04-12-15:35]