独行法反対首都圏ネットワーク |
米スタンフォード大、ネット講義で日本進出へ
2001.4.11 [he-forum 1808] 米スタンフォード大、ネット講義で日本進出へ(朝日新聞)
米スタンフォード大、ネット講義で日本進出へ
朝日新聞ニュース速報
情報技術(IT)や産学連携で世界的なレベルにある米国のスタンフォード大が、インターネットを使った企業社員向け講義を日本で02年9月から始める。教育や技術水準の高い日本は同大にとって有望な市場と判断した。少子化などを背景に日本の大学院は社会人の取り込みを狙っているが、米名門大の参入で競争が激しくなりそうだ。
米国の有名大では、マサチューセッツ工科大(MIT)が講義資料をネットで無料公開する方針を発表している。スタンフォード大は、講義自体を配信し、単位取得も認めることにしており、本格進出となる。
スタンフォード日本センター(京都市)を窓口に、企業から講義の申し込みを受け付け、大容量高速回線で講義を同センターや企業などに配信、双方向の対話もできるようにする。当面は日本企業から要望の多い工学系を中心に、米国での講義をそのまま配信する。
将来は日本向けに内容や課程を作り替え、ビジネススクールなど経済系まで幅広くカバーする。必要に応じて教員や受講者が日米間を行き来し、短期間の直接講義も行う。単位が一定数になれば修士号などが取得できる。
スタンフォード大は、米国で約240の遠隔授業向けの講義プログラムを用意しているが、日本では当面、20〜30人の受講者が確保された講義から順次、配信する。年間の受講料は1人当たり数十万円程度とみられる。今夏、日本で企業などを集めた説明会を開く。
スタンフォード大に対しては、日本企業から講義の配信の要望が多く、教授が個人的に配信することもあったという。遠隔授業は日本企業にとって、中核的な人材を長期間外国に出さなくてすむ利点もある。
[2001-04-11-06:51]