独行法反対首都圏ネットワーク


役員前対象の経営学博士コースを 一橋大
2001.4.9 [he-forum 1801] 役員前対象の経営学博士コースを 一橋大(朝日新聞)


役員前対象の経営学博士コースを 一橋大


朝日新聞ニュース速報


 一橋大学は、役員手前の部長クラスの企業幹部を主な対象とする経営学博士(DBA)コースを02年度にも新設する。経営陣に「博士」が数多く名を連ねる米国企業に対抗し、日本企業の次代のリーダーたちに先端の経営理論を教え込むのが狙い。部長クラスを対象にしたDBAコースは国内では初めて。
 社会人を主な対象とした学位には、経営学修士(MBA)があるが、30歳前後の中堅社員が中心で、経営の実例をもとにした実践的な教育をする。これに対しDBAは、上級幹部を対象にした経営理論の教育に特徴がある。米国ではハーバード大など有力な教育機関に開設されており、数多くの人材を経済界に送り出している。
 計画では、DBAコースは3年間で、講義は週末や夏季・冬季などの長期休暇に集中させる。足の便にも配慮し、都心の東京都千代田区で昨年春に開校した専門大学院に開設する予定だ。
 一橋大の教官のほか海外の企業経営者らを講師として招き、講義は原則として英語を使う。少人数教育で02年度は5人前後に絞り、「将来は毎年、10人くらいの学生を受け入れる」という。
 国立大学は独立行政法人化の導入を控えて実績作りが課題になっており、旧商科大の流れをくむ一橋大はレベルの高い企業人教育で特徴を出したい考え。経済界では「経営のプロ」を求める声が強まっており、DBAの設置を望む声が出ていた。
[2001-04-08-12:19]


目次に戻る

東職ホームページに戻る