独行法反対首都圏ネットワーク


大学も競争原理導入を 関西経済同友会人材育成委員会が提言
2001.4.4 [he-forum 1791] 毎日新聞04/04


『毎日新聞』2001年4月4日付(大阪朝刊)


大学も競争原理導入を 関西経済同友会人材育成委員会が提言


 関西経済同友会の人材育成委員会(委員長・村尾弘毅三和銀行副頭取)は3日、大学改革に向けた提言をまとめた。グローバル競争に勝ち抜く人材を育てるため、大学に競争原理を導入するよう求めている。まず、勉強しない大学生、研究重視・教育軽視で象牙(ぞうげ)の塔に閉じこもる教員、国立大の硬直した財政や規制、産学連携に積極的でない産業界――の問題点を指摘。


 大学改革の具体策として(1)学生の成績評価を厳格化し、一方で成績優秀者には授業料の減免などの特典を与える(2)教員を学内外で評価するシステムを確立し、昇進や給与に反映させる(3)企業は従業員の能力に応じた採用・雇用を徹底する(4)予算執行や定員配置など大学の裁量権を拡大する――などを挙げた。さらに、産学の交流を促進するため「国立大教員を国家公務員法の規制対象からはずすべきだ」と主張している。 【岡田功】 


目次に戻る

東職ホームページに戻る