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ネット授業を単位認定 大学もIT時代に 文科省、省令改正
2001.3.27 [he-forum 1758] ネット授業を単位認定 大学もIT時代に 文科省、省令改正 (共同通信)


ネット授業を単位認定 大学もIT時代に 文科省、省令改正

共同通信ニュース速報


 文部科学省は二十六日、インターネットを使った授業も大学の卒業単位として認めるため、大学や短大の卒業要件などを定めた省令の「大学設置基準」などを改正することを決めた。
 これにより海外の大学のネット授業に参加して、卒業単位としたり、外国に滞在しながら日本の大学のネット授業で学位を取ることも可能となり、大学にも本格的なインターネット時代が到来する。
 大学審議会の昨秋の答申を受けた措置。
 ただ大学は、単に知識を習得するだけでなく、キャンパスでの教員、学生の触れ合いが人間形成につながったり、知識を深めたりしてきた側面があり、“ネットキャンパス”が、こうした教育効果をどう確保するかが課題になりそうだ。
 文部科学省はネット授業の場合、触れ合いや切磋琢磨(せっさたくま)の機会が少なくなることから、単位として認める条件として@電子メールで教員が質問に答えたり、学生の論文やリポートを添削指導したりするA学生同士の意見交換を可能にする仕組みをつくる―など、普通の授業に相当する環境を整備するよう求める方針。
 改正する省令では、一般の大学の場合、卒業に必要な百二十四単位のうち六十単位をネット授業で習得可能とした。
 通信制大学の場合は、これまで「二十単位は対面授業で取得する」としていたが、改正後は全単位を放送やネット授業で取っても卒業を認めることになる。(了)

[2001-03-26-14:26]

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