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<東大白書>授業の3割は「意味なし」と4年生が回答
2001.3.21 [he-forum 1742] <東大白書>授業の3割は「意味なし」と4年生が回答 (毎日新聞)

<東大白書>授業の3割は「意味なし」と4年生が回答

毎日新聞ニュース速報

 「東京大学の授業の約3分の1に意味がなかった」と学生が感じていることが、同大がまとめた「東京大学 現状と課題(東大白書)」第3号で明らかになった。

 東大白書は1992年に初めて発行され、以来学長の任期最終年度に合わせて4年に1度出している。第3号は97年1月に4年生全員を対象に実施したアンケート結果を掲載した。約4000人の学生に郵送し回収率は33%だった。

 それによると、学生が「意味がなかった」と答えた授業は34%で、「どちらでもない」が38%、「意味があった」は28%だった。意味のなかった授業の特徴は1位が「教え方が下手」(55%)で、「自分の興味や必要と一致していなかった」(51%)▽「学生の理解の程度を無視していた」(47%)が続いた。自由記述では「初めから分かっている人にしか分からない授業がたくさんあった」「基本的な授業の進め方ができていない教官が多い」など厳しい指摘があった。

 一方、意味があった授業の特徴は「自分の興味や必要に合っていた」が最も多く8割を占めた。

 調査をまとめた金子元久・総合教育研究センター長は「目的意識のはっきりしない学生に授業への不満が多いようだ。興味を持てるようにしっかり授業をしてほしいという要望が出ている」と話している。 【澤 圭一郎】
[2001-03-20-18:55]


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