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◇「お茶の間留学」早大参入、松下と組みネットで発信◇
2001.3.16 [he-forum 1730] ◇「お茶の間留学」早大参入、松下と組みネットで発信◇
(朝日新聞)
◇「お茶の間留学」早大参入、松下と組みネットで発信◇
朝日新聞ニュース速報
早稲田大学が英会話産業に進出する。文学部を中心に取り組んでいる双方向の外国語遠隔授業を、数年後に各家庭に配信する計画で、まずは企業研修や他大学への配信を目指すという。昨秋に、松下電器グループと共同で、事業化のための新会社を設立。早稲田側が教育内容の検討とチューターと呼ばれる講師養成、松下側がシステム開発を進めている。「早稲田」ブランドが、競争が激しい英会話業界に通用するか。
「さあ、レッスンを始めましょう」。モニター画面のチューターが、第一文学部3年、中津原文代さんに英語で話しかけた。別室にいるチューターとの双方向遠隔授業だ。画面の上に小型カメラがあり、中津原さんを含め一緒に授業を受ける4人の学生の顔が映し出されている。マイクを使い、互いに話もできる。「友だちと普段おしゃべりする感覚の授業で、英語に抵抗がなくなった」と中津原さん。
文学部で3年前にスタートした外国語学習実験。新年度からは全学的に授業で活用される。この間、チューターの養成も進められた。現在は学内の総合デジタル通信網(ISDN)を使っているが、将来的には回線使用料が安いインターネットを使い各家庭のパソコン画面で受講できるように、2003年を目標に急ピッチで技術開発が進められている。
実はこのシステムは大手英会話教室「NOVA」が、各家庭に配信している「お茶の間留学」にそっくりだ。新会社「早稲田大学インターナショナル」の谷口邦生常務は「相手は業界トップ。もちろん意識している」。挑戦状をたたきつけられた形のNOVA側は「早稲田のシステムは知らないが、うちの技術には自信がある。ただ、知名度のあるところが参入すれば需要の掘り起こしにつながり、歓迎だ」と受けて立つ構え。早稲田のチューターが日本人中心である点については、「うちの講師は全員が外国人。授業の内容に違いが出るのでは」とライバル心も見せる。[he-forum
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