学校教育法改正案 閣議決定 奉仕活動導入など
NHKニュース速報
政府は教育改革の焦点となっている小・中学校と高校に奉仕活動を導入することなどを盛り込んだ学校教育法の改正案を、きょうの閣議で決めました。
改正案によりますと、「小・中学校と高校で教育活動を行うにあたっては、社会奉仕体験活動や自然体験活動などの充実に努めるものとする」としており、具体的な内容については学校ごとの工夫や裁量に任せるとしています。
また、小・中学校で授業を妨害するなどの問題行動を繰り返し行う児童や生徒に対して、市町村の教育委員会が出席停止を命じることができることや、対象分野を問わず、大学が特に優れた資質を持っていると認めた生徒は、高校二年からでも大学に「飛び入学」できることなどを盛り込んでいます。
これについて町村文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で「奉仕活動の導入は教育改革の柱であり、一刻も早く成立させて、子どもたちの思いやりの心と豊かな人間性の育成に取り組みたい」と述べました。