17歳の飛び入学、全分野に 短大、専門学校にも導入
2001.2.26 [he-forum 1680] 17歳の飛び入学、全分野に 短大、専門学校にも導入(共同通信)
17歳の飛び入学、全分野に 短大、専門学校にも導入
共同通信ニュース速報
文部科学省は二十五日までに、現在数学と物理の二分野に限って十七歳の大学入学を認めている「飛び入学」について、対象を全分野に広げるとともに、短大や専門学校への入学についても認める方針を固めた。
今国会に学校教育法の改正案を提出し、成立すれば二○○二年度の新入生から、各校の判断で導入できるようになる。高校二年(十七歳)という対象年齢は維持する。
飛び入学受け入れの間口を広げることで、多様な分野で優れた人材を育成するのが狙い。しかし、少子化の中で学生確保に苦労する大学などが、この制度を使って学生の「青田買い」に走ることを懸念する声も出ている。
飛び入学は一九九七年六月の中教審答申を受け、物理と数学について、大学院研究科博士課程を持つ大学に限り認められた。
しかし、千葉大が九八年度から導入、名古屋市の名城大が二○○一年度からの受け入れを決めただけで、ほかの大学に広がる兆しはみえない。
こうした中で、首相の私的諮問機関「教育改革国民会議」は、昨年末の報告で大学入学年齢の制限撤廃を提言した。
これを受けて、文部科学省も制度の定着、拡大を目指し抜本的な改正を検討。対象分野の限定を外した上で「専門的な才能を伸ばして、受け入れ校の拡大も決めた。
(了)
[2001-02-26-07:57]
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