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北大学長選挙の候補者らが公開討論会で論議
2001.1.18 [he-forum 1578] 北海道新聞1/18
二十九日に第一次選挙が行われる北大学長選挙の候補者らによる公開討論会(北大を語る会主催)が十七日、同大学術交流会館で開催された。「いま、北大は何を選択すべきか」をテーマに、候補者らが熱弁を振るい、約百六十人の来場者が聞き入った。
自己紹介に続き、北大が抱えている課題、教育や研究のあり方などについて一人ずつ意見を述べ合った。「今の学生には教養や社会性が欠けており、全人教育が必要」「大学院の重点化が進められたが、実になっていない」など大学の改革点が指摘されたほか、「若手の研究者を生かすシステムづくりが急務だ」など活発な意見が交わされた。
国立大学の「独立行政法人化」については、「反対だ」と表明した人や、「どんな制度になっても大学自治と学問の自由は守らなければならない」などの慎重論があった。
質疑応答では「北大らしさとは何か」「情報公開への対応はどうするのか」などの質問が会場から寄せられた。