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岐阜大土木工学科が初の外部評価を実施
2000.1.10 [he-forum 1562] 中日新聞1/10


『中日新聞』2001年1月10日付

岐阜大土木工学科が初の外部評価を実施

 【岐阜県】岐阜市柳戸の岐阜大学工学部土木工学科(学科長=六郷恵哲教授)は九日、学外の専門家による外部評価を実施した。同大では一九九七(平成九)年の工学部を皮切りに各学部で外部評価を行っているが、学科レベルでの導入は初めて。
 将来の独立行政法人化を見据えた学科運営や、教官の意識改革に役立てるのが狙い。学部単位の外部評価が総論が中心だったのに対し、分野を絞って議論することで、より具体的な提言が期待できるという。
 外部評価委員長の道上鳥取大学副学長をはじめ、水谷研治東海総合研究所理事長、平田佳史県建設管理局長ら五人が出席。同学科から研究や教育の現状に関する説明を受け、実験施設を視察した。質疑応答では、地域と連携して土木工学の総合化を目指す研究構想を「大変意欲的だ」と評価する声があった一方で、「教授の約半数が外部資金の導入にかかわっていない」と、学外との研究協力をさらに進める必要性が指摘された。
 道上委員長は「学科の考えはよくまとまっており、敬意を表したい」とした上で、「学生の教育評価システムの確立や教官の資質向上が課題」と指摘した。提言は三月までに報告書にまとめる予定。同学科に続き、機械システム工学科も二十四日に外部評価を行う。

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