独行法反対首都圏ネットワーク |
さっき流れてきた、総務庁による「無駄な研究」の行政監察の記事をみてびっくりしました。
確かに無駄な研究も多々あるでしょうし、税金の無駄使いを減らす努力は大いに結構なんですが、同じテーマに2つ以上の研究機関で取り組んではいけない、というのが心配です。
研究テーマの重複を避け1機関に重点配分する、ということは、この間、あちらこちらで声高に言われているようですが、これは科学研究の根幹に関わる深刻な問題だと思います。
旧ソ連の計画経済ではあるまいし、1テーマは1機関に限定というやり方で、競争も情報交換もなしに、どうやって科学を進歩させる気なんでしょうか? あるいは、一面的な見方で誤った結論を出す危険性をどうやって回避する気なのでしょう?
大学の科研費なども、この行政監察が対象になるとすると、他大学なり、農水なり、県なりで、似たようなテーマのプロジェクトがある場合は、頭を下げてそのメンバーに入れてもらわない限り、良いアイディアがあろうが、既往の研究報告に疑問点があろうが手出しはできないというふうになっていくのでしょうか..。
テーマへの縛りが少ない経常経費(=校費)が減る一方で、科研費などのプロジェクト予算がそういう方向に行くのは勘弁してほしいです。
# 朝日もあんな記事を喜んで取りあげるんなら、NK紙は経済面、
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