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秋田、弘前、岩手の3国立大が「共同研究」専門委
2000.12.4 [he-forum 1471] 河北新報12/04
『河北新報』2000年12月4日付
秋田、弘前、岩手の3国立大が「共同研究」専門委
秋田大、弘前大、岩手大の北東北3大学の連携推進会議が3日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で開かれ、3大学の共同研究に向けた専門委員会を設置することで合意した。
徳田弘秋田大学長ら各大学学長や事務局長ら23人が出席。3大学が連携して行える共同研究について、今後、専門委員会で検討するほか、秋田市で来春、各大学の研究テーマを紹介するフォーラムを開くことも決めた。専門委員会は、教養教育の単位互換制度と公開講座の共催の分野で設置されており、これで3つ目となる。
3大学の連携は、独立法人化の検討など国立大の置かれる情勢が厳しさを増す中で、相互の教育機能を補完し合うことで競争力を高めようと、2月に懇談会を開いたのがきっかけ。14年4月の3大学の単位互換制度開始に向け現在、検討作業が進められている。
会議後の記者会見で、秋田大広報委員長の吉村昇教授は「首都圏の大学と異なり、単位互換制度は交通の便で課題が残る。だが、夏休みなど長期休暇期間に集中講義を開くなどの案もあり、今後検討を深めたい」と語った。