ノーベル賞の白川氏ら内定 総合科学技術会議の議員(共同)
2000.11.29 [he-forum 1456] ノーベル賞の白川氏ら内定 総合科学技術会議の議員(共同)
ノーベル賞の白川氏ら内定 総合科学技術会議の議員
共同通信ニュース速報
政府は二十九日までに、来年一月の中央省庁再編で内閣府に新設される「総合科学技術会議」の有識者議員として、ノーベル化学賞の受賞が決まった筑波大名誉教授の白川英樹氏(64)ら七人を内定した。国会の同意を経て十二月一日に正式決定する。 有識者議員は白川氏のほかに、元京大学長の井村裕夫氏(69)、東大名誉教授の石井紫郎氏(65)、東大教授の黒田玲子氏(53)、日立製作所副会長の桑原洋氏(65)、津田塾大学長の志村尚子氏(66)、東レ会長の前田勝之助氏(69)。産業界や社会科学の分野からも人材を登用し、人間社会と科学技術のかかわりにも配慮した人選となった。
同会議は、国の重要政策の企画立案に首相がリーダーシップを発揮できるよう体制強化される内閣府の中で、経済財政諮問会議、中央防災会議、男女共同参画会議と並ぶ「首相の知恵袋」の役割を担い、国の科学技術政策を総合調整することが期待されている。
内閣府設置法によると、総合科学技術会議は議長を務める首相のほかに十四人以内の議員で構成。官房長官や首相が指定する閣僚らが議員となるほか、半数以上を有識者とし国会の同意を得るよう規定している。任期は二年間。
(了)
[2000-11-29-20:49]
目次に戻る
東職ホームページに戻る