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<大学審答申>センター試験複数回実施や大学のグローバル化&骨子(毎日)
2000.11.23 [he-forum 1438] <大学審答申>センター試験複数回実施や大学のグローバル化&骨子(毎日)
日新聞ニュース速報
文相の諮問機関「大学審議会」は22日、大学入試センター試験を年に複数回実施し資格試験的な扱いを推進することや、対面授業がなくてもインターネットなどで通信制大学を卒業できるようにすることなどを盛り込んだ答申をまとめた。大学入試の改善について、高校と大学の関係者で協議機関を設けて具体策を検討することも提言。さらに、大学教授の資格について教育能力を重視したり、学科制など組織の弾力化を図る大学設置基準の改正も答申した。
大学入試に関する提言は、今年4月の中間報告をほぼ踏襲した。センター試験について、成績が一定の水準に達していれば2次試験に進めるなどの資格試験的な扱いを検討することや、現行の1月実施以外に前年の12月にも試験を行う「複数回実施」▽リスニングテストの導入▽試験結果を複数年度利用できるようにする▽成績の本人への開示――などを提言した。これらを具体化するため「早急に大学と高校の関係者で協議する場を設け、改善方法を検討する」ことを求めた。
また、グローバル化時代の高等教育について、学生に外国語でコミュニケーションできる能力を育成することや、社会人学生の増加に伴い、在籍年限を設けずに働きながら勉強できるパートタイム学生の受け入れ▽複数の大学などで得た単位を累積加算して学位を与えることなどを提言。IT(情報技術)の発展を利用して、通信制大学ではインターネットを使った授業だけでも卒業できるようにすることなども盛り込んだ。
さらに、大学教授の教育力を高めるために、大学設置基準の資格に関する規定を改正することや現在、大学で設置されている講座制や学科制に限らず、大学の判断で独自の組織編成ができるようにする改正案も提出した。 【澤 圭一郎】
[2000-11-22-19:15]
毎日新聞ニュース速報
【大学入試の改善について】
(1)一定の水準に達しているかどうかを見る「資格試験的な扱い」の推進
(2)過去問題も再利用する良問を出題する
(3)秋季入学の拡大
(1)学生に対し教養を重視した教育をする。外国語によるコミュニケーション能力を育成する
(2)学生の履修相談に応じる専門のスタッフを作ったり職業教育を充実させる
(5)通信制大学ではインターネットなどを使った遠隔授業だけで卒業可能に。通学制は60単位を限度に認める。ネットで修得した外国の大学の単位も認める
(6)学生の海外派遣や留学生の受け入れ、教員の相互交流など国際化を進める
[2000-11-22-21:31]