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千葉大のフェロー制度 13人委嘱スタート
2000.10.24 [he-forum 1358] 千葉日報10/13
『千葉日報』2000年10月13日付
退官した教授が、ボランティアで再び教壇に立つ「グランドフェロー(教育研究推進員)制度」を今年度から導入した千葉大学(磯野可一学長)で、後期が始まった今月から同制度が本格的にスタートした。今年度は、十三人の名誉教授にフェローを委嘱しており、教育・研究活動の活性化と高度化へ向けて、全国で初の取り組みが動き出した。国立大学に独立行政法人化の導入が検討される中、今後は各大学で相次いで「独自性」を打ち出すことが見込まれる。
今年度フェローに委嘱された十三人の名誉教授が退職時に所属していた部局は、文学部一人、教育学部二人、医学部二人、薬学部三人、理学部一人、工学部一人、園芸学部一人、医学部附属病院一人、環境リモートセンシング研究センター一人。
フェローの活動拠点として、西千葉キャンパスに共同研究室・相談室を設置した。共同研究室にはパソコンなどの設備を置き研究などに利用。相談室では学生などからの相談を受ける。
千葉大によると、今年度で千葉大を退官する教官は十九人。来年度のフェロー委嘱は、新規・継続を今年度末までに決める。