単位互換導入で正式に調印 長崎県の全大学、短大で
(2000.10.16 [he-forum 1340] 単位互換導入で正式に調印 長崎県の全大学、短大で(共同通信))
単位互換導入で正式に調印 長崎県の全大学、短大で
共同通信ニュース速報
長崎県内にある十四の国公私立大学と短期大学すべてが十六日、自分の学校以外の講義を自由に受けられ、試験に合格すれば卒業単位として認定される「単位互換制度」を来年四月から導入することで合意、協定書に正式調印する。
同県によると、京都府や熊本県などで一部の大学が同制度を実施しているが、全県的な取り組みは全国で初めてという。
対象となる講座は八百五十八科目で全国最多。少子化が進み、大学の定員割れや研究レベルの低下が懸念される中、大学同士が連携することで受講科目の選択肢を増やし、意欲的な学生が他県へ流出するのを防ぐのが狙い。
十四校には女子大やカトリック系の大学も含まれており、提供する講座は茶道文化、宗教学、船舶海洋工学など多岐にわたる。
どの科目を卒業単位として認めるかは大学ごとに決めるが、当面は他校で取得できる単位数を十前後に限定する方針。
また、学生が通学しやすいよう、長崎市や佐世保市の駅前に県が施設を借り、複数の大学から教授が出張して講義を行う「駅前大学」も実施する。(了)
[2000-10-16-07:43]