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2000.9.26[he-forum 1290] 大学改革構想の検討懇談会初会合 大学・研究者間の競争促進(NHK)
NHKニュース速報
日本の大学を研究の面でも教育の面でも世界に通用するものにしようと 文部省は新たな大学改革の構想を検討する懇談会を発足させました。 きょう午前中開かれた初めての懇談会には、国公立と私立の大学の学長 のほか、科学者や企業の経営者などの委員が出席しました。 初めに、大島文部大臣が「科学技術の発展や国際化に対応するために、 多様な大学教育が求められている。これからの大学がどうあるべかを示し てほしい」とあいさつしました。 これに対して、委員からは「欧米のように研究費は国の予算に頼らず、 民間の財団などから競い合って獲得するようにすべきだ」という意見や、 「研究の善し悪しで、教員の給料を決める仕組みが必要だ」などと、大学 や研究者の間の競争を促すシステムを作ることを求める意見が相次ぎまし た。 大学進学率が高まって学生の能力が多様になるなかで、文部省は、それ ぞれの大学が担う研究や教育などの役割を明確にすべきだとしていて、懇 談会の意見を参考に、国立大学のいわゆる独立行政法人化や大学の統廃合 それに私立大学への助成のあり方など、大学改革の将来構想を示したいと しています。 [2000-09-25-13:53]