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2000.9.19 [he-forum 1278] 東大が65歳に定年延長 年齢差別撤廃を理由に
共同通信ニュース速報
東大(蓮実重彦学長)は十九日、教官の定年を六十歳から六十五 歳まで段階的に延長することを決めたと発表した。二○○一年度か ら三年ごとに一歳ずつ延長する。 現在、定年が六十歳の国立大は東大と東京工業大だけで、半数以 上は六十五歳だが、六十三歳となっている旧帝大などには追随する 大学も出てきそうだ。 学内には「定年引き上げで若手の登用が遅れ、先端研究のレベル ダウンにつながるのではないか」などと反対の声も上がっていたが 、蓮実学長は会見で「(高齢だとか若いとかいう)年齢による差別 を撤廃し、年齢にかかわらず優秀な人材を集めたい」と語った。 会見で蓮実学長は「シミュレーションの結果、最終的に定年を五 歳延長しても、教員の平均年齢は一・七歳しか上がらず、影響は出 ない」と説明した。 さらに、蓮実学長は人材の活性化には任期制の導入が必要、とし て「半数以上の大学院研究科で導入が検討されている」と述べた。 勤続年限を主な判断基準としている名誉教授制度の見直しなども 示唆した。 (了) [2000-09-19-20:48]