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2000.9.14[he-forum 1266] 共同通信ニュース速報09/13
共同通信ニュース速報09/13
政府主催の全国都道府県知事会議が十三日、首相官邸で開かれた。森喜朗首 相は、意見交換の中で少子化対策に関連し「国立大学を(全国的に)こんなに 網羅する必要があるのか。ブロックごとに集約することが大事だ」と述べ、再 編に前向きの考えを示した。 首相はあいさつで「市町村の行財政基盤を強化するためには、市町村合併を 積極的に推進していくことが極めて重要」と積極的な取り組みを要請。 土屋義彦全国知事会会長(埼玉県知事)は「地域住民の意思を尊重した自主 的な取り組みが基本」と指摘し、橋本昌茨城県知事や加戸守行愛媛県知事らか ら市町村合併推進で一層の誘導策を求める声が相次いだ。これに対し首相は 「自治省だけでなく各省庁が協力し県の特性を踏まえ取り組む」と語った。 首相は、外形標準課税の導入について「税収の安定化の確保などの重要な意 義を有する改革」とし、具体的に検討を進める考えを示した。国と地方の税源 配分についても「景気が本格的に回復軌道に乗った段階で、国、地方を通じた 財政構造改革の一環として取り組む」と述べた。 自衛隊との合同防災訓練について首相は「(東京都と)同様にブロックごと に何年かに一度やっていくことが大事だ。」と述べた。 首都機能移転問題では、候補地の一つである福島県の佐藤栄佐久知事が「国 家百年単位の考え方の中で進めてほしい」と主張したが、移転に反対表明した 扇千景国土庁長官が欠席し、首相らの発言はなかった。 午後からの閣僚との懇談で津島雄二厚相は、介護保険支援専門員(ケアマネ ジャー)の待遇について「制度の定着に向けて必要なら、是正を図りたい」と 改善に前向きな姿勢を見せた。各知事から介護保険で市町村が実情に合わせ弾 力的に運営できるよう制度の改善を望む声や、道路特定財源の確保などを求め る意見が出た。