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2000.8.31[he-forum 1228]埼玉新聞08/31
『埼玉新聞』2000年8月31日付
ありのままの大学の姿に触れ、教員養成の場を理解するのに役立ててもらお うと、埼玉大学教育学部(津田俊信学部長)は、学部学生向けに行っている通 常の授業を一般公開する。 大学開放の一環だが、一般向けの公開講座と違い、普段通りの授業を見ても らうのが特徴。公開されるのは、十月十六−十九の四日間に行われる授業の約 一割に当たる六十講座。国語や数学などの科目教育から障害児・幼児教育まで 教員養成のための専門講座。 小中学校の学級崩壊や子どもの学力低下などで教師の質が問われている中、 受験生だけでなく「地域の人たちにも大学の現状を知ってもらいたい」と、実 行委員会。外からの刺激を、学内の活性化に結び付けようという思惑もある。 複数の教室を自由に行き来できる見学形式と、学生用の資料などが配られ実際 に授業に参加できる参加形式の二種類。年齢制限などはなく、人数も「授業に 支障のない限り最大限受け入れたい」としている。 授業開放委員会のメンバーは「大学の独立法人化を控え、市民参加の授業も 増える。埼玉大の特色の一つとして打ち出せれば」と話している。