2000.8.29 [he-forum 1222] 福井放送ニュース
FBC(福井放送)ニュース 2000年8月28日 19:00
教員養成系大学のあり方検討
− 福井大学も議論に注目 −
専門家や教育関係者が議論スタート
福井大学など、国立の教員養成系の大学のあり方を考える懇談会が東京で発足し、学部の果たすべき役割や将来の統廃合をも視野に議論が始まりました。
この懇談会は、いじめや不登校といった、教育現場での新たな問題に応えられる教員が求められる中、今後大学や学部での教育はどうあるべきかについて、有識者で議論するものです。
教員養成系の学部の現状をみますと、卒業後の進路に教員を選ぶ学生が、全体のおよそ3割(32%)にまで落ち込んでいるほか、少子化の影響で入学定員も減る傾向にあり、その役割が疑問視されています。
こうした中懇談会では、学部や大学でのカリキュラムをはじめ、将来複数の大学の教育学部を、一つに統廃合することをも視野に議論を進める方針で、今年度中に文部省への提言をまとめる予定です。
このため今後の議論次第では、福井大学の教育地域科学部が他所の大学に統合される恐れも出ており、これについて児嶋眞平学長は、「統廃合などとなれば県内の教育界にとっては大変な損失で、そのような結論にはならないと信じて懇談会の議論を注目したい」と話しています。
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