独行法反対首都圏ネットワーク

2000.8.21[he-forum 1196] 西日本新聞8/17
西日本新聞 2000年8月17日(木)

佐賀大「塀撤去します」
キャンパス市民に開放構想具体化へ 近く研究会


 佐賀大学(佐古宣道学長)は、大学の敷地を取り囲む壁を撤去し、キャンパスの一部を

公園として市民に開放する「コミュニティー・キャンパス構想」をまとめ、具体化に向け

近く同大と佐賀県、建設省などで構成する研究会を発足させる。文字通り地域住民に「開

かれた大学」を目指すとともに、少子化の進行で大学間競争が激化するなか、大学として

のイメージアップを図りたい考えだ。文部省によると、国立大学のキャンパスを地域に開

放する試みは佐賀大が初めて。



  構想によると、佐賀市本庄町の本庄キャンパス(約二十八ヘクタール)の一部を都市公

園として整備。約一キロにわたる外周のブロック塀やフェンスを取り壊して市民の往来を

自由にする。塀の跡地などには同大で研究が進む、足腰への負担を軽くした舗装素材を使

いジョギングコースを設ける。家族連れなどが水に親しめる水辺公園や温水プール、博物

館、科学館の建設も検討。若者に人気のスケートボードができる場所も確保したいとい

う。



 キャンパスの都市公園化には、大学構内を走る市道やクリークの整備なども必要なこと

から、研究会(約二十人)には同大教授のほか地元の政・官・財界人も参加。アドバイザ

ーとして文部省大学課や建設省公園緑地課など国側からも四人が加わる。



 研究会は来年三月末をめどに具体的な事業計画をまとめ、親委員会の懇談会(佐古学長

など五人で構成)に提言する。


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