独行法反対首都圏ネットワーク

2000.8.20 [he-forum 1190] 中国新聞08/14
『中国新聞』2000年8月14日付

医学系、昼夜開講制に 広島大大学院

 広島大は来春から、大学院の医学系研究科に昼夜開講制を導入する。病院の
医療従事者や開業医など、現役の第一線にいる社会人にも、大学院の門戸を開
くのが目的。一部の課程を除き、九つある専攻すべてで実施する。

 広島大大学院医学系研究科は医学系(博士課程)五専攻、薬学系(博士課程
前期・後期)三専攻、保健学専攻(同)の計九専攻があり、入学定員は合わせ
て百六十二人。これまでは昼間だけ開講していたが、社会人学生の希望に応じ
て夜間や土曜日、夏休み期間などにも授業が受けられるカリキュラムを編成す
る。

 昼夜開講制導入に伴う特別の定員枠は設けないが、薬学系と保健学専攻は業
績を試験科目の一部に代えて評価する。医学系は未定。願書の受け付けは薬学
系が今月七日に締め切った。保健学専攻は今月十六〜二十三日、医学系は十一
月に募集する。

 同研究科では慢性的な定員割れになっている専攻も目立ち、国立大学の独立
行政法人化の動きが強まる中で、社会人を多く受け入れることで生き残りを図
る狙いもある。

 大浜紘三・同研究科長(医学部長)は「最新の医学知識を身につけるととも
に、研究にも参加してもらたい」と話している。

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