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[he-forum 1106] 4年制私大の28%定員割れ 短大は58%、人気二極化 (共同通信)
今春の入学者が定員を下回った私立大の割合は四年制が二八%、短大では五八%に上っ
たことが日本私立学校振興・共済事業団の調査で十四日までに分かった。定員の半数にも
満たなかった四年制私大も四%あり、少子化の中、私大の定員確保が困難になっているこ
とが明らかになった。
同事業団は「少子化に加え、人気、不人気の二極化が進み、特に大都市近郊の知名度の
低い大学や新設校が苦戦している。学生数に応じた学校規模の縮小など、経営努力が求め
られる」としている。
調査は同事業団が毎年実施。全大学に依頼し、四年制は四百七十一校、短大は四百五十
三校が回答した(回答率九九%)。
四年制大学で定員を下回ったのは、前年の八十九校から今春は百三十三校に増えた。う
ち定員の半分にも満たなかったのが十七校。定員の三○%未満の大学もあった。定員を下
回る大学の割合は、一九九六年度の四%を底に、毎年増えている。
短大は二百六十五校が定員割れだった。
受験者のうち合格した生徒の割合(合格率)が九○%台だったのは、四年制が百三校で
前年の四十九校から倍増。短大は二百五十七校と半数以上を占め、無競争に近い大学が増
えていることを示した。
(了)
[2000-07-17-17:03]