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[he-forum 1103] 外国人教師が雇用求め提訴 熊本県立大に地位確認 (共同通信)
熊本県立大に勤務していた外国語教師のシンシア・ワージントン さん(45)とサンドラ・ミッチェルさん(39)が、今年四月か らの任用更新を拒否され実質的に解雇されたのは外国人差別などと して、同県を相手に地位確認を求める訴えを十四日、熊本地裁に起 こす。 訴えによると、二人は一九九三年と九五年にそれぞれ一年間の任 期で非常勤の外国語教師として採用され、常勤の日本人教員と同等 の勤務をしていた。 しかし、外国人だけ任期が一年間なのは差別だとして労働条件改 善を求め組合を結成。同県地方労働委員会に不当労働行為の救済申 し立てをし、昨年三月に一年間の任用延長などで和解したが、大学 側は今年二月、一方的に更新はしないと通告してきたという。 二人は今年三月「和解の際、雇用については紳士的に話し合うこ とを合意したのに無視された」として同地裁に地位保全の仮処分を 申請、まだ結論は出ていない。 大学側は「昨年三月に一年間だけの任用延長で和解し決着済みだ 」と話している。