独行法反対首都圏ネットワーク

石原都知事の所信表明
(2000.7.6 [he-forum 1087] 石原知事の所信表明)

 週刊とちょう7月3日づけに石原知事の都政運営に対する所信表明が載っていました。そのうちの大学・教育関係に言及している部分を抜粋します。

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〈大学・医療改革ののろし〉

 明治以来行われてきた日本の教育は、欧米に追いつき追い越せというこれまでの国家目的にとっては、有効に機能してまいりました。
 しかし、近代文明が幕を閉じ、新しい文明の入口にさしかかっているいま、もはや歴史的に齟齬をきたしている現在の教育システムを、根本から変えていかなくてはなりません。すなわちすべての分野に一通り精通したいわゆる官僚に表象されるような全天候型の人材を画一的に育成しようとするのはなく、その人しか持ち得ないような能力、創造力を引き出す教育が、これからの情報社会を勝ち抜き、21
世紀の我が国を支える礎として求められております。
 私は、新しい大学のモデルを東京から発信することにより、日本の大学から、日本の全ての教育を変えていく引き金としたいと考え、都立の4大学の改革に着手いたします。
 具体的な内容は、今後明らかにしてまいりますが、大学が、徒な象牙の塔となることなく、教育者間にも健全な競争原理が働くよう改めるとともに、、独立採算せいをも視野に入れ、経営面の改革に取り組んでいきたいと思っております。また、学生にとっては、生きた学問を修得する場となるためにも、「入学はしやすく卒業しにくい大学」を目指していきたいと思っております。

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 このあと医療改革について述べてあり、教育については、以上です。

 総選挙の関係で都議会の開催が遅れ、通常は7月ですが、局長級の人事異動が近々(8月初め)にあります。新教育長には現総務局長がなるという話があります。

 知事発言は次のアドレスに載っています。  http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHIJI/SHOUSAI/30A6S100.HTM



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