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国立大の再編・統合求め、自民党が改革案(5/9読売)
(2000.5.9 [he-forum 874] Yomiuri On-Line
05/09)
Yomiuri On-Line 2000年5月9日付
国立大の再編・統合求め、自民党が改革案
自民党の文教部会(栗原裕康部会長)と文教制度調査会(森山真弓会長)は九日の合同会議で、国立大学改革に関する提言をまとめた。行革の観点から、〈1〉現在九十九ある国立大の再編・統合を国が積極的に推進する〈2〉人気投票の性格が強くなっている学長選挙を廃止し、学外の関係者を含めた第三者機関によって学長を決める〈3〉国立大の独立行政法人化にあたっては名称を「国立大学法人」とし、大学の主体性尊重の特例を盛り込んだ「調整法」を制定する――ことなどを求めている。
文部省は、六月に開かれる国立大学長会議にこの提言を提示し、大学の再編・統合などを促すことにしている。独立行政法人化については、この提言に沿って二〇〇一年度中に具体的な形態を決める方針だ。
学長の選考方法の見直しは、独立行政法人化により、学長に一層の経営感覚や管理能力が求められるためで、具体的には、学外の関係者、学内の代表者、納税者などからなる「推薦委員会」を新設して決定することを提案した。
また、独立行政法人化にあたって制定する「調整法」の内容としては〈1〉効率化の中期目標・中期計画を立てる際に各大学の意向を尊重する〈2〉効率化の評価を行う際には専門の第三者機関の評価を尊重する――ことなどを挙げた。
(5月9日11:42)