独行法反対首都圏ネットワーク

「国立大なくすな! ストップ独立行政法人化4・1パレード」の模様
(2000.4.4 [he-forum 781] 「国立大なくすな!ストップ独立行政法人化4・1パレード」)

「国立大なくすな! ストップ独立行政法人化4・1パレード」の模様をお知らせします。

 4月2日付け新聞「赤旗」に掲載された記事もタイピングして添付します。また、写真は近々九大職組HPにアップする予定です。

 4月1日、快晴の青空のもと、組合員をはじめ学生、留学生、福岡教育大、九州工業大、熊本大と他大学の参加も含めて約130人が参加し、福岡市の繁華街天神で「国立大独法化反対」のパレードを行いました。今年の流行色ピンクを彩ったプラカード、傘、横断幕、色とりどりの風船が青空に映えました。「まなぶ者の自由と平等のために」(文系支部横断幕)、「国民のいのちと学ぶ権利が奪われる! 国立大・病院の独立行政法人化に反対します」(医系支部横断幕)、「子どもは4人ほしい! でも教育費が心配」とハート型のプラカードを持つ花嫁花婿姿の仮装、病院地区からは車椅子を押す看護婦さんなど、各支部が創意・工夫して参加しました。パレードは、指さし立ち止まる市民、ビラを読む市民もあるなど大きな注目をあびました。

以下は新聞「赤旗」の報道です。

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●国立大の独立行政法人化反対
 「研究がリストラされる」 九大の教職員らがパレード

 国立大学の独立行政法人化に反対して、九州大学教職員組合が1日、福岡市・天神でパレードをおこないました。九州工業大、福岡教育大、熊本大など各地の国立大職員や学生・院生も含めて約130人が参加。「学費が3〜5倍になり、教育の機会均等が失われる」「高度医療に効率化がもちこまれれば、患者の生命にかかわる」「基礎研究がリストラされる」など、宣伝カーや横断幕、プラカードで訴えました。
 同教職組の酒匂一郎委員長は、「昨年の街頭での宣伝・署名につづき、みんなで市民にアピールしようと企画した、九大にきて十数年だがこうした行動ははじめて。署名も1万5千をこえて集まった」と語ります。「教授の話を聞き、産・学の癒着が強まれば日本はもっと悪い方向に行ってしまい、少数意見がいっそう反映されなくなると考えた」と参加した研究生も。熊本大からかけつけた若手の技官は、「技官を減らし、学生を安く使って実験指導させる制度がはじまっており、独立行政法人化は自分の将来の問題としても大学教育の問題という点からも重大」と語っていました。
 花見の季節にあわせたピンクのゼッケンや傘、風船をかかげてのパレードは、繁華街でも注目の的。ビラを読んでいた夫婦は、「せっかく優秀な人たちが研究をやろうとしているのに民間と同じにしてしまうのはどうかと思う」と語り、子どもが大学生という主婦は「本当に勉強したい人には国が責任をもって少しでも授業料を安くしてほしい。これ以上値上げされたら困ります」と語っていました。



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