独行法反対首都圏ネットワーク

神戸大学改革構想記者会見関連
(2000.3.5 [he-forum 657] 神戸大学改革構想記者会見関連(3月3日))

3月3日神戸大学改革構想記者会見関連
神戸大学ニュースネット (3/3)

 http://www.std.kobe-u.ac.jp/newsnet/sinnews.htm#news_1646

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●10学部を4ゾーンに 西塚学長ら改革構想を発表

 神戸大は、早ければ平成十三年度にも、現在の十の学部を、四大学術系列(ゾーン)に整備する改革構想を発表した。これは、今年二月に発足した「神戸大学将来構想検討ワーキンググループ」が、独立行政法人化に対応した第一次報告書要旨「神戸大学の現状と将来」をまとめ、三月三日に学長らが記者会見して発表したもの。

○全国でも例を見ない「生命科学ゾーン」

 三月三日、午後二時から本部四階特別会議室で行われた会見には、西塚泰美学長や谷武幸副学長ら、大学幹部七人が報告した。報道各社の記者も十人ほどが集まった。
 四大学術系列(ゾーン)は、現在の十学部を「人文科学系」、「社会科学系」、「自然科学(理工科学)系」、「生命科学系(医療含む)」の四つのゾーンに分けることで、それぞれの細かい専門的な学術研究の融合を図り、ゾーンの上にたった教育環境、研究環境の整備をするもの。 特に、学部・大学院を改組し、新たな生命科学系研究科の設置する構想は、医学・理学を融合した全国でも例を見ない体制になる。

○ロースクールやビジネススクールの設置も

 将来構想には、よりニーズが高く、より専門化した教育研究の推進として社会科学系のロースクールやビジネススクールの設置、高度先進医療、災害救急、福祉医療なども組み込まれている。

○独立行政法人化にらみ秋ごろまでに具体案

 このワーキンググループの検討結果の最終報告は、今年四月発足の「神戸大運営諮問会議」に諮問した上で、秋ごろまでには実現に向けての具体案を策定していくとしている。
 運営諮問会議は、大学関係者や大学のOB、新聞社、兵庫県職員など十数人で構成され、次世代の大学の義務と役割、新たな価値を創造する大学構想、独自の総合大学の構想を考慮して検討するとしている。

 また、四大学術系列構想を推進させることで、独立行政法人化に伴う行財政改革への対応をしやすくしたい考えで、早ければ平成十三年度からの始動を考えているという。

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●大学院に「起業家育成コース」を設置 経営学研究科が検討

 三月三日付けの産経新聞朝刊によると神戸大大学院が、起業家を養成するためのコース開設を計画している。起業を目指す学生や社会人を対象に、マーケティング手法など、会社設立に必要な知識を身につけさせるとともに、卒論として具体的なビジネスプランを作成させるなど実践的で体系的なカリキュラムを予定している。早けれ
ば、今夏にも第一期の学生を募集する。【3月4日 UNN】
 現在、同大学院の教員で作る「起業家育成システム検討委員会」(加登豊・経営学研究科教授)でカリキュラムなどの検討を行っており、今月末をめどに報告書をまとめる予定。
 コースは社会人向けの夜間・土曜を中心としたものと、全日制の学生向けのものを用意する。学位をとらずに特定の授業を履修する「履修生」や、大学三年から直接大学院に進級する「飛び級」も認める。最短一年間、標準二年間でMBA(経営学修士)が取得できる。初年度の定員は九十人前後の見通しだという。



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