独行法反対首都圏ネットワーク

全大教3.5シンポジウム
「日本の学術・文化の充実を−国立大学の独立行政法人化問題を考える−」

(2000.2.24 [he-forum 634] 3・5シンポの案内)

3・5シンポジウムのご案内

日本の学術・文化の充実を 
−国立大学の独立行政法人化問題を考える−

 21世紀を目前にした現在、人類が抱える課題は複雑な様相を呈しております。高度の文明生活と快適さをもたらした科学技術は、他方では、地球規模の問題を生じさせ、現在のみならず未来の人類の生存さえも脅かす状況にあります。また、情報化の進展は、地球民主主義という言葉させ夢物語ではないものにしつつありますが、その反面で、それが「知」の有り様や人間の内面に与える負の影響も見逃すわけにはいきません。これらに限らず、人間社会のもたらした様々な問題は、人々の英知を結集した解決が求められています。何よりもまず私たち大学人は、人類の知の営為を継承し、学問として発展させ、後世に伝承していく責任を負っています。
 ところが、今、世界を覆っている経済至上主義・効率万能主義の嵐は、大学をも巻き込んで進んでおります。それは、日本では、行財政改革の中に大学も取り込み、「国立大学の独立行政法人化」として表面化しております。私たちは、これを単に「国立大学」という設置形態の変更の問題としてとらえるのではなく、公立大学や私立大学も含む日本の大学のシステムそれ自体を変質させてしまい、その結果、日本の学術・文化にとって取り返しのつかない傷跡を残しかねない問題だと考えております。 
こうした問題意識から、この度、大学人だけでなく市民を含めて多くの人たちと、「大学」や「文化」の今日的な意味を考える場としてシンポジウムを企画しました。

パネルディスカッション
 パネリスト
 阿部 謹也 氏(共立女子大学学長、前一橋大学学長)
 伊藤 谷生 氏(千葉大学理学部教授)
 藤森  研 氏(朝日新聞論説委員)  
 和田  肇 氏(名古屋大学大学院法学研究科教授、全大教委員長)

 パネリストによる問題提起とフロアー討論

日時 2000年3月5日(日曜日)午後1時〜5時
会場 学士会館 東京都千代田区神田錦町3-28 tel.03-3292-5931 
交通案内 地下鉄東西線竹橋駅、地下鉄半蔵門線、都営新宿線・都営三田線神保町駅下車、

主催者 全国大学高専教職員組合(全大教)



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