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岩手県内の5大学 学長会議を新設
(2000.2.22 [he-forum 631] Iwate Nippo 02/22)
『岩手日報』2000年2月22日付
県内の5大学 学長会議を新設 【朝刊 県内総合】
県内の5つ大学学長は、少子化や国際化、情報化など大学が直面する課題について意見交換する「いわて5大学学長会議」(仮称)を設ける。参加するのは岩手大と県立大、岩手医大、富士大、盛岡大で、国公立や私立の枠を超えて連携を探る。将来的には大学間の単位互換も視野に入れ、年1、2回顔を合わせるとみられる。注目の初会合は来月6日、岩手大で行われ、今後の運営について話し合う。
初会合には海妻矩彦岩手大学長、西澤潤一県立大学長、小野繁岩手医大学長、小山田了三富士大学長、盛岡大は太田稔学長と4月に新学長に就任するとみられる加藤章・文学部教授が参加する予定だ。
県内の大学の連携については、県立大の開学前に開かれたシンポジウムで参加者から要望があったのをはじめ、昨年の県立大参与会などでも話題に上っていた。
海妻学長と西澤学長が話し合う場を持つことで考えが一致し、海妻学長がこのほかの大学にも参加を呼び掛けた。
国公立大と私立大などとの連携としては高知県の4大学が単位互換を話し合っているケースがあるという。
学長会議は初会合で運営などを確認した後、課題について年1、2回定期的に話し合うとみられる。連携の実現までには大学ごとの合意や手続きが必要で、内部の話し合いには時間を要すとみられるが、学長会議の今後のテーマとしては▽学生の単位互換▽図書館や施設の相互有効利用▽スポーツ大会の開催―などが浮上しそうだ。