独行法反対首都圏ネットワーク

国立大統合検討:
山梨大と山梨医科大 研究組織を共同で設立(毎日1/12)
(2000.1.13 [he-forum 536] Mainichi Shinbun 01/12)

山梨大と山梨医科大の件、続報です。

『毎日新聞』
2000年1月12日
国立大統合検討:
山梨大と山梨医科大 研究組織を共同で設立
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 山梨大(甲府市武田、椎貝博美学長)と山梨医科大(山梨県玉穂町下河東、吉田洋二学長)の両国立大は、大学院に相当する研究組織を共同で設立することでほぼ合意した。椎貝学長が12日の記者会見で明らかにした。7月ごろには文部省に提出する報告書をまとめる。両大学は大学そのものの統合も視野に入れて検討を進めており、少子化や独立行政法人化などで大学間の競争が激しくなる中、国立大再編の動きに影響を与えそうだ。

 両大は昨年11月、大学院連携構想に関する専門委員会をそれぞれ設置した。月1回程度合同打ち合わせを開き、大学院に相当する独立研究科を共同で設置する方向でまとまった。独立研究科は傘下に学部組織を持たず、いずれかの大学の既存の大学院内に設置される。

 山梨大は工学、教育人間科学の2学部で、山梨医科大も医学部だけで、両大学は将来的な統合も視野に入れ、検討に入っている。椎貝学長は「大学の統合が実現すれば、教官も学生も選択の幅が広がり、少子化で私立大学などに散らばっている優秀な学生を集めることができる」と前向きな姿勢を示している。

 文部省高等教育局の永山賀久視学官は「国立大間で統合を視野に入れた連携を検討している例は、ほかに聞いていない。予算面や関係方面への調整など文部省として可能な範囲で支援はできる」と話している。 【三橋 裕二】



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