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「国際競争力のある大学を」 技術戦略会議が提言
(1999.12.14 [he-forum 474] asahi.com 12/13)
asahi.com 12月13日付
「国際競争力のある大学を」 技術戦略会議が提言
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中央省庁や経団連など産学官でつくる「国家産業技術戦略検討会」(座長、吉川弘之・日本学術会議会長)は13日、大学の研究体制の強化策を盛り込んだ技術戦略をとりまとめた。学部・学科を自由に設置できる制度などを提言し、「国際競争力のある大学を」と訴えている。
技術戦略では「大学は経済社会のニーズに対応し切れていない」と指摘した。これについて通産省は「現在、最も注目されている情報通信やバイオテクノロジーの研究が米国に比べて弱いという意味」と説明している。
検討会は(1)企業からの寄付金を教官が自由に使えるようにし、税制上も優遇する(2)産官学による研究テーマに研究資金を重点的に配分する(3)大学院を重点化し、老朽化した研究施設を改修するなどを提言している。
また、大学での研究成果を具体的な事業に結びつけるため、特許料の軽減措置や技術移転機関(TLO)を国立大学の敷地内にも設置できることを要望している。(22:21)