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3県立大学 独立法人に 広島県検討委が提言案
(1999.12.5 [he-forum 450] 山陽新聞ニュース)
山陽新聞ニュース (1999.12.4)
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3県立大学 独立法人に 広島県検討委が提言案
広島県立大(庄原市)、広島女子大(広島市)、県立保健福祉短大(三原市)の改革を探っていた広島県知事の私的諮問機関・県立大学連携方策検討委員会は三日までに、三大学の独立行政法人化を求める提言案をまとめた。今月中旬、藤田雄山知事に提出する。
文部省は国立大の独立行政法人化を進めているが、「公立大の提言案は全国初」(公立大学協会)。県によると、独立行政法人化で、県の一般会計予算で処理していた会計が独立、経営責任が明確になるという。
提言案は少子化や大学間競争の激化、国立大の動きを受け、独立行政法人化と、平成十七年実施をめどに「大学の枠を超えた(学部、学科の)再編整備など連合・連携」を検討するよう求めている。
具体的提言は二十二項目。独立行政法人化では、財務諸表の作成と公表、外部評価の導入、企業からの外部資金導入体制の整備など。連合・連携は、単位互換、研究交流、付属施設の再編のほか、講義や学生募集、就職指導の共同化など。広島女子大の男女共学化も求めている。
同委員会は六月、学識経験者ら八人で発足。今後、提言案の細部を詰める。提言を受け県は三月までに、改革、連携のビションを作成する予定。
(1999年12月4日)
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