独行法反対首都圏ネットワーク

九州工大学長への緊急申し入れでの会見内容
(1999.12.1[he-forum 426] 九州工大学長への緊急申し入れでの会見内容)

九州工大学長への緊急申し入れでの会見内容

九工大教職員組合委員長 西垣 敏

本日(12/1)午前学長への申し入れに行ってきました。
(申し入れ文はすでにhe-forum423に載っております。)

(以下、懇談の場で宮里学長の言われたことの概要です。メモがありませんので、西垣が記憶している範囲で書きます。)

*国立大学の独立行政法人化にはもちろん反対である。いろいろな所で反対運動をどんどんやってもらいたい。
*「国大協第1常置委員会の問合せ」というのは、そもそも先般の国大協総会で意見集約を図るべきところ、「全体として独法化反対」の中身になると全国の国立大学間でいわゆる「温度差」が大きく、一旦大学に戻ってから考えをまとめて提出しよう、となったものである。これへの回答が「独法化に対する大学の意思」となるようなものとは理解していない。
*回答は今準備中である。今日の評議会にかける。内容としては、何々の条項や項目はダメというように出せば、それならその条件が満たされればOK、というように使われる。基礎的研究を切り崩してはいけないとかしっかりした教育をやれる条件を崩さないこと、などの理念的な内容で回答する必要があると考えている。各部局にはいずれ評議会報告で明らかにする。
*この問題とは独立に、九工大を何とか建ち直らせるための改革に踏み出さなければならない。具体的には、教育の大改革と科研費などに現れる研究の問題である。これに関して提案を準備している。

*********************
1999年11月30日
九州工業大学
宮里 達郎 学長殿
九州工業大学教職員組合
執行委員長 西垣 敏

緊 急 申 し 入 れ
国大協第1常置委員会の問合せに関して
 
 国大協第1常置委員会は各大学長に対して、国立大学の独立行政法人化問題に関して「大学の特性からどうしても譲歩できない点を2点程に絞り提出願いたい」、という内容の要請を行っていると伝えられます。
 九州工業大学宮里学長は、教職員組合執行委員長との懇談(10月12日)の場で、「通則法に基づく独立行政法人化に反対という方針に変わりがない」と言明されました。
 九州工業大学においては、独立行政法人化問題を討議している評議会や将来構想委員会でも未だその検討結果を出しておりません。各部局の長、教授会をはじめ教職員等の意見も聴取されていません。
 こういう状況の中で、国大協第1常置委員会の要請に九州工業大学として回答できないことは明らかであります。
 学長が今直ちにとるべきことは、学内において情報を公開し全学の意見を集約し、討議することであります。

 以上のことを強く要請いたします。



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