独行法反対首都圏ネットワーク

国立大学の「独立行政法人化」問題にかんする大学院国際文化講座の決議
(1999.11.16 [he-forum 362] 東京外国語大学の状況(4))

 東京外国語大学大学院国際文化講座の決議をお送りします。この講座は、東京外国語大学で唯一の博士課程専任の講座であり、全国で最初に任期制を導入した講座でもあります。
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国立大学の「独立行政法人化」問題にかんする大学院国際文化講座の決議

大学院国際文化講座では、現員教員3名(教授: 上村忠男、助教授: MATHEWSGordon、助手: 大須賀史和)で協議した結果、現在実施されようとしている国立大学の独立行政法人化に反対することを全員一致で決議しました。
わたしたちは国立大学が抜本的な改革を必要とする時期にたちいたっていると考えます。ただ、現在政府主導のもとで進められようとしている国立大学の独立行政法人化は、わたしたちに要請されている大学改革の自主的な推進にとってむしろ重大な障害となるものと判断せざるをえません。なかんずく憂慮されるのは、同政策が直接の当事者である各国立大学における十分な議論を経ないまま決定され実行されようとしていることです。今後は早急にこの問題を検討する特別の委員会を学内に設置するとともに、情報の開示を徹底し、各部局の構成員全員との緊密な連携のもとで事を運ばれますよう、強く要望します。

1999年10月27日

大学院国際文化講座を代表して
教授 上村忠男

東京外国語大学学長 中嶋嶺雄様



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