独行法反対首都圏ネットワーク |
国立大学がなくなる?
──独立行政法人化と群馬大学の未来
群馬大シンポジウムの案内
(1999.11.14 [he-forum 357] 群大教職組、独法化問題でシンポジウム)
群大教職組では11月21日、以下の通りシンポジウムを開催します。
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国立大学がなくなる?
──独立行政法人化と群馬大学の未来
「国立大学がなくなる?」。半年前にはだれも本気にしなかったようなことが、いまやあたかも既定の路線であるかのように、驚くべき速さで進行しています。文部省は9月20日に国立大学の独立行政法人化を容認する「検討の方向」を示し、来年度の早い時期までに結論を得たいとしています。理由は公務員の定員削減計画に対処するため。「検討の方向」のどこを見ても、日本の将来を左右する学術・高等教育のあり方について真摯な検討は見あたりません。
国立大学の「独立行政法人化」とは、要するに国の施設である国立大学を廃止して「独立行政法人」とし、5年間の中期目標を設定して、民間企業のような「効率的な」運営をはかろうとするものです。はたしてそれが「学問の自由」を保障され、長期的視野に立って教育・研究にたずさわるべき大学にふさわしい制度かどうか。もしこの制度が強行されたとき、日本の学術・高等教育の将来はどうなるのか。それは群馬県においてどのような影響を及ぼすのか。そして群馬大学の未来は? 心配は広がるばかりです。
文部省が「検討の方向」を強行しようとするいま、私たちは地域の人びととともにそれらの問題について真剣に討議し、広く世間に、しかも緊急に訴えてゆかなければならないと考えています。「検討の方向」をほんとうに決めるのは、大学人自身と大学の発展に期待する地域の人びとでなければならないからです。私たちは上毛新聞社のご協力を得て、そうした思いを込めて、今回のシンポジウムを企画しました。すべての教職員の皆さん、そして学生・院生、市民の皆さんに、参加を呼びかけます。
期 日 : 11/21(日) 午後 13時30分〜16時 (荒牧祭期間中)
会 場 : 群馬大学荒牧キャンパス・教育学部大会議室(教育学部N棟3F)
内 容 : 挨拶 群大教職員組合中央執行委員長 長谷川憲一
講演 「崩壊に直面する大学教育」(仮題)
阿部謹也
(共立女子大学学長、前一橋大学学長、前国立大学協会会長)
パネル・ディスカッションと会場からの意見・質問
パネリスト
上毛新聞社・役員室次長 登坂和洋
群馬大学社会情報学部教授(情報行政論) 稲葉清毅
群馬大学教育学部助教授(労働法) 斎藤 周
司会・コーディネーター
群馬大学教育学部助教授 豊泉周治
入場料 : 無料
主 催 : 群馬大学教職員組合 後 援:上毛新聞社