独行法反対首都圏ネットワーク

国立大学理学部長会議 法人化に懸念表明(11/11日経)
(1999.11.12 [he-forum 346] 国立大学理学部長会議日経記事)

 he-forum やreform等の情報ですでにご存知のことと思いますが、国立大学理学部長会議(11月10日)の会見記事が日経朝刊(11月11日)に掲載されましたので紹介します。以下がその記事の全文です。

日経11/11《国立大学理学部長会議 法人化に懸念表明》

 国立大学のうち理学部または理工学部を持つ三十二大学で構成する国立大学理学部長会議(議長・小間篤東大理学部長ら)は十日、国立大学の独立行政法人化問題に関連し、「基礎科学の研究は独立行政法人通則法が予定している短期間の評価にはなじまず、研究水準の低下を招く」などとする声明を発表した。
 独立行政法人通則法によると、各法人は三〜五年の中期計画を定め、その達成度を所管省の評価委員会が評価する仕組みになっている。この点について声明は「基礎科学は研究の段階で何らかの実用を目指すものでなく短期間の評価は困難」と指摘。長期的な研究が保障される評価手法や予算の配分などを求めている。
 小間東大理学部長は、「比較的業績評価がしやすい工学部には法人化を容認する声もあり、同じ実験系でも基礎科学と工学では受け止め方に温度差があるようだ」と話している。



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