独行法反対首都圏ネットワーク

独立行政法人反対首都圏ネットワークが文部省内で記者会見
(1999.9.21 首都圏ネットワーク事務局)

 独立行政法人反対首都圏ネットワーク(以下、首都圏ネットと略)事務局は9月20日、有馬文部大臣が同日に提案した国立大学を独立行政法人化する案を批判した緊急声明「国立大学の独立行政法人化を求める有馬文部大臣提案を拒否する」を発表し、同日午後4時から文部省内において記者会見を行いました。(緊急声明の全文は首都圏ネットのHPに掲載されています。ぜひお読み下さい。)
 記者会見には首都圏ネット事務局のメンバーの他、東大・新潟大からも参加があり、計6名の出席で行われました。参加した新聞・通信社は11社でした。
 記者会見は岩崎東京外語大助教授の司会ではじまり、まず伊藤千葉大教授が緊急声明
の全文を読み上げた後、各メンバーから独立行政法人化をめぐる問題で一言ずつコメントがありました。この中では、25%の国家公務員削減と国立大学廃止を結びつける不当性、この独法化案は教育の観点を全く欠いている、独法化は大学改革ではなく行政改革の一環としての提起である、新自由主義的思考の枠組みでは解決し得ない問題は多々ある、等々が語られました。その後、出席した記者との質疑応答に入り、首都圏ネットの加盟大学数やネットの発起人の有無、現在の大学内での議論の様子や国大協・学長への申し入れは行っているのか、などの質問が出されました。会見終了後の名刺交換では、各メンバーと数社との間でしばらく意見や情報のやりとりがありました。
 事務局としては今日出席した記者とのつながりも作りながら、今後はマスコミも含めた効果的な運動作りを目指していく予定です。


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