時事通信配信記事 2007年11月16日付

世界の大学200に日本11校=英社調査


英国の国際的な大学情報誌タイムズ・ハイアー・エデュケーション・サプリメント(THES)と大学就職情報会社QS社は16日までに、約5000人の大学関係者の相互評価などに基づく今年の国際大学ランキングを発表し、上位200校に日本の大学が11校入った。総合1位は米ハーバード大で、日本では東大の17位がトップ、続いて京都大が25位。旧帝大が多く、私立は慶応と早稲田の2校のみだった。

このランキングは2004年から毎年発表されており、大学関係者の相互評価のほか、国際的な企業約1500社の人事担当者の評価、教授らが発表した論文の重要度などが基準。論文の重要度は他の論文に引用された回数で評価するが、今年からデータ提供元を米トムソン社からオランダのエルゼビア社に変更したため、非英語圏の大学の評価が全体的に上昇した。

総合2位は英ケンブリッジと英オックスフォード、米エールの3校が並び、上位10校はすべて米英の大学だった。日本の11校の順位は次の通り(カッコ内は昨年順位)。

17(19)東京▽25(29)京都▽46(70)大阪▽90(118)東京工業▽102(168)東北▽112(128)名古屋▽136(128)九州▽151(133)北海道▽161(120)慶応▽180(158)早稲田▽197(181)神戸