共同通信配信記事 2007年11月3日付

東大がエール大に研究室
日本初、人材交流狙う


【ニューヨーク3日共同】東大(東京都文京区)は2日、ブッシュ米大統領やヒラリー・クリントン上院議員らを輩出した米名門エール大(コネティカット州ニューヘブン)に日本学など人文学・社会科学の研究室を正式に開設した。

日本の大学が外国の主要大に研究室を設置するのは初めて。東大は今後、同研究室を拠点に人材交流の拡大などを狙う。

小宮山宏・東大学長とレビン・エール大学長が同日、ニューヨークで、研究室開設などを盛り込んだ協定書に署名。署名後の記者会見で小宮山学長は「若手研究者を中心に人材交流を進める」と強調、レビン学長も「両大の交流には長い歴史があり、研究室受け入れを誇りに思う」と述べた。