山形大学長選考についてー一部訂正と続報

he-forum各位      6/12/07

     山形大学 品川敦紀

昨日、山形大学学長選考会議で、学内意向投票における各候補者の得票
数非公開とする決定を行ったとご紹介いたしましたが、その後判明した
事実によれば、実際は、さらにひどい決定にやり方でした.

すなわち、選考会議メンバーは全部で10名、うち人文、地教、理、
工、農の学部長5名は、各々の教授会決定を受けて得票数公開のための
再改定に賛成したそうですが、残りの医学部長、付属病院長、学外委員
3名のうちの1名が議長になっていたはずですが、その議長も含めて反
対5名と数えたそうです.

その上で、議長が可否同数のため、議長判断で非公開の決定を変えない
とする判断をしたもののようです.

つまり、議長となった委員(昨日坪井元医学部長と紹介しましたが、別
の委員でした。お詫びして訂正いたします)は、2票投票したとう言う
事です.

問題の一つは、選考会議における決議の方法についての規則がつくられ
ていなかった事のようですが、規則がなければ、通常の方法(議長は裁
決に加わらない)に従うのが当たり前のはずです.

もし、規則がなければ議長の判断で何でもできるとなれば、議長の独裁
も可能となります.

このような多数決の原則も無視し、無理に無理を重ねた強引なやり方
で、何が何でも文科省結城事務次官を学長に据えようとするやり方は、
恥の上塗りとしか言いようがが有りません.

結城事務次官もそんな事までされて学長になっても、迷惑なのではない
でしょうか?

なお、私たちは、仮に、得票数非公開で選挙が行われた場合でも、引き
続き、密室選考の不当性を追及しつつ、得票数についての情報公開請求
などにより、選挙の実体も暴いていく決意です.