『毎日新聞』山形版2007年3月14日付

教育交流協定:山大工学部と米沢興譲館が締結


山形大学工学部(小山清人学部長)と県立米沢興譲館高校(蒲生直樹校長)は13日、両校が相互に学生や生徒を受け入れ、教育交流する「高大融合に関する協定書」に調印した。高校生の大学講義への参加や、同大の入学前・直後の学生に対する基本科目の補習教育を高校側が協力することなどを想定しているが、高校生の単位認定はしない。

高校は専門教育への関心と意欲の向上、大学は理数系離れの進む中で、学生を確保するのが狙い。両校はこれまで、高校が企画した実験講座(大学の実験室を借りた体験学習)や出前講座などの連携を実施。協定ではさらに深い交流の進展を目指している。大学研究室での研究活動も検討。具体的な方策などは今後両校で話し合いをするという。【湯浅聖一】