TBSニュース 2006年7月10日付

武部幹事長、教基法めぐり解散総選挙も


 自民党の武部幹事長は講演で、教育基本法の是非を問う衆議院の解散総選挙
もあり得るとして、来年の参院選挙での勝利を最優先にしている民主党をけん
制しました。

 講演で、武部幹事長は教育改革の重要性を強調した上で、「教育基本法の是
非を問う解散総選挙をやったらいいと考える人は少なくないのではないか」と
述べ、民主党をけん制しました。

 一方、武部氏は「参院選があるからもっと公共事業をやってもらいたいなど、
党内に改革を後戻りさせるような雰囲気があるというのが一番問題だ」と述べ、
参議院などの小泉改革路線の修正を求める動きを批判しました。

 また、武部幹事長は総裁選に向けた全国11のブロック大会について、独自
のアイデアなどが不足しているとして、これまでの各地方ブロックに運営を任
せる姿勢を修正して、今後、党本部からの働きかけを強める考えを示しました。