『読売新聞』2006年7月1日付

マンモス「新・阪大」…07年大阪外大と統合
学部定員3245人 国立で最大


 大阪大と大阪外国語大の統合で、2008年4月から学生を受け入れる予定
の新「大阪大」の1学年の入学定員が、11学部で計3245人となることが
わかった。学部レベルでは、東京大を192人上回り、国立大では最大になる。
外国語学部は580人で、法学部、理学部、基礎工学部は統合で廃止される大
阪外大国際文化学科の定員を振り分け、現在より計125人増員する。

 両大学は今年3月、07年10月をめどに統合を進めることで基本合意した。

 外国語学部は大阪外大の地域文化学科と国際文化学科日本語専攻の現在の定
員の合計数と同じにする。

 法学部に新設の国際公共政策学科は定員80人。理学部生物科学科は30人
増、基礎工学部情報科学科は15人増で、これらは大阪外大国際文化学科4専
攻の定員が移行する形になる。

 鷲田清一・大阪大副学長は「近隣の大学と重ならない分野で、過去の志願者
動向や卒業生に対する社会的需要を考慮して決めた」と説明している。

 大学院は総定員2702人。修士課程では大阪外大の教員が加わる言語文化、
人間科学など4研究科が計69人増え、情報科学、基礎工学、理学の3研究科
が計42人増。博士課程は言語文化、人間科学研究科が計17人増になる。