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共同通信配信記事 2006年3月27日付

国立大授業料3・8倍に 「増税なし」の未来予想図


 国立大学の授業料は3・8倍、道路建設は中止―。財政制度等審議会は27
日、増税をせずに歳出削減だけで財政健全化を達成するとの試算を基に、日本
社会の2015年度の未来予想図を示した。

 国立大授業料は06年度の53万円から203万円に急増、公共事業は3割
水準まで減り、道路や空港などの新たな建設は凍結されるとし、国民生活や国
家機能に重大な影響が出ることが描かれている。

 この報告は小泉純一郎首相の指示で作成。15年度に財政健全化を達成する
には26兆9000億円の歳出削減が必要で、社会保障や地方交付税、人件費
を一定の抑制にとどめ、その他経費を一律にカットしたと仮定した姿を例示し
た。