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新大学長選考で意向投票結果を無視した決定

新潟大学では12月6日、学長選考会議が行われ、来年2月からの学長に現学長の再任を決定しました。
 しかし、この選考会議の決定は、それに先んじて行われた教員による第2次意向投票結果を無視したものであり、学内では13日に「選考会議に決定経過の説明を求める緊急学内集会」が開催されます。

 職員の一部を含む第1次意向投票では、長谷川現学長が3人の候補の内、もっとも多数の票を得ましたが、教員だけによる第2次意向投票では山本正治現医学部長が過半数を制しました。
そこには山本氏が五十嵐キャンパス(人文・社会系、自然科学系学部)にも出向いて、教職員との懇談に応じて、学内運営や財政問題について現状を話し合い、今後もこうした学内構成員との対話を重んじる姿勢を示したことが大きく影響していたと思われます。
一方、現学長は有志による呼びかけにもかかわらず、こうした懇談に参加することを拒否しました。

 選考会議は13名の委員からなりますが、そのうち2名は学長候補として除外され、学外委員1名が欠席。10名(理事3名、ほか学内委員3名、学外委員4名)で審議され、第2次意向投票結果を覆し、7:3で現学長の再選を決定しました。決定後開催された記者会見では、選考会議議長は「票決の数字や議論の内容は混乱をさけるため公表しない」とのべ、新聞でも「不透明」と指摘される始末です。
 また、選考会議の構成員の内、学長候補となった一人は公示前に辞退を申し入れたにもかかわらず、その辞退を認められず、選考会議での表決権を奪われてしまったのです。

 こうした極めて問題のある選考会議の決定に対して、「説明」を求める緊急学内集会が組合主催で13日、開催されます。また、一方で、現学長の辞任を求める学内署名の取り組みが有志によって始まりました。

        (文責:新大職組書記次長 立石雅昭)
  

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