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新首都圏ネットワーク

教員の個人評価についての遠藤論文

 佐賀大学の豊島です.
 教員の個人評価が取りざたされていますが,この問題についての同僚の論文を紹
介します.直接には,現在佐賀大学の各学部の教授会に提案されている評価方法の
案に関するものですが,おそらく多くの大学で同様の状況があるのではないかと思
います.佐賀大学教職員組合のニュースに,8月9日から10日にかけて3回に分
けて掲載されたものです.

 論文はこの問題についての根本的な分析を含み,示唆に富むものになっていると
思います.特に,評価の点数化とその加算(平均化)について,「血圧と尿酸値を
足し算しても,全く意味はない」と健康診断に喩えてその虚妄性を明らかにしてい
るのは痛烈です.また,研究活動を,労働としての側面より,「権利としての研究」
としてとらえることの重要性を述べていますが,これも説得力があります.これは
「裁量労働性」の導入問題とも密接に関係します.

 長文なので,目次とウェブ上での所在だけをご案内します.

個人評価を考える
 I.教員の勤務評定の観点から
 II.法人と教職員の関係
  個人評価を数値で表す目的は序列化
  中期目標・中期計画は理由にならない
  対抗手段
III.内発的動機付けへ
  成果主義の弊害
  育てる経営
  権利としての研究

http://homepage2.nifty.com/endo-www/op01.htm
http://homepage2.nifty.com/endo-www/op02.htm
http://homepage2.nifty.com/endo-www/op03.htm
入り口
http://homepage2.nifty.com/endo-www/

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豊島耕一
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佐賀大学理工学部物理科学科
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